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双極性障害の症状について

双極性障害とは、躁うつ病とも呼ばれる病気です。双極性障害の症状は、うつ病と躁病の症状が繰り返し発症することです。
例えば、躁病の特徴は気分がハイになりすぎる、興奮する、自分が偉くなったように感じる、異常におしゃべりになる、次々とアイディアが頭に浮かぶ、注意力が散漫になる、じっとしていられない、極端な散財などを行なうようになる、といったものがあります。この状態が一週間以上続いた場合には躁病とされます。

次にうつ病の特徴としては、気分が晴れずに一日中憂鬱になる、すべてに興味を失い無気力になる、食欲が極端に減少するか増加する、不眠状態になる、話し方や動作が鈍い、自分には価値が無いと思う、疲れやすくなる、物事に集中出来ない、判断力が低下する、死にたいと思うことがある、といったものが症状として現れます。

双極性障害は、この状態が何度も続きます。これらは自分の意思とは関係なく表に現れるものであり、一度治療しても再発することが多いのも特徴となっています。

双極性障害とは脳の病気です

双極性障害とは、気分が高まったり落ち込んだりという躁状態とうつ状態を繰り返す、脳の病気です。

双極性障害自体はかなり前から認知されていましたが、いわゆる心の病気という見方をされており、脳に原因があるとは考えられていませんでした。これは亡くなった患者を調べても、明らかな病変が見つけられなかったことが理由の一つです。

症状が行動に現れることから、心が原因だと思われてきましたが、ここ最近の研究で、双極性障害が脳の病気であることの多くの証拠が得られました。感情をコントロールする「前部帯状回」と呼ばれる部分が、小さくなっているという報告もありました。過去、組織を観察する方法が未熟であったため、脳の病変が発見できなかったのだろうと考えられます。双極性障害は数百人に一人が罹るとされており、珍しい病気ではありません。

適切な投薬は、躁状態やうつ状態の治療だけでなく、再発予防にも有効です。正しく服用することによって双極性障害の症状を安定させ、コントロールしながら社会復帰できるようになるのです。